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日本ビオトープ協会誌2002ビオトープNo.12

全国ビオトープ事例紹介

いまや、都市部だけでなく全国各地でビオトープづくりや生態系保全・復元事業が盛んに進められています。それらの事例の一部を協会員からミニレポートで投稿頂き、ホームページの「ビオトープ便り」というコーナーで紹介しております。今回からその一部をシリーズで協会誌に掲載いたします。ご質問がある場合は通信員に直接お尋ね下さい。

事例1
  琵琶湖湖岸における護岸改良工事 

通信員 近江花勝造園(株) 西川 勝 
TEL 0748-33-1230
E-Mail m-nish@hanakatsu.co.jp

 琵琶湖東部に位置する近江八幡市佐波江地区前の琵琶湖護岸において、近年激増しているモーターボートによる波浪などの影響によって侵食された前浜を修復することにより、侵食防止及び湖岸堤決壊の防止、波浪によって、失われたヨシの復元を図る目的で工事が行われました。

 護岸工事にあたっては、大型の自然石を、幅6m、総延長950.3m、面積950uにて敷設。自然石の隙間は魚介類の生息場所を提供し、耐久性が高く、コンクリートには付着しない藻類の繁茂が期待されます。また、自然石の表面の粗度や空隙が波の遡上を効果的に抑え、反射波が低減されます。工事進行にあたっては、古来より生育しているヤナギなどを保全し、周辺環境、地域の生態系に配慮しながら、護岸の侵食状況に応じて進められました。琵琶湖では、古くからはぐくまれてきたヨシ群落等の水生植物が激減しています。工事完了後、波浪から保全された浜に多くの地域植生が繁茂し、ヨシキリ、カモなどの営巣場所が創出されることが期待されます。



 
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